今回の大地震で起きた津波により、壊滅的な被害の福島第一原子力発電所ですが、報道されている通り、東京消防庁の第六方面消防救助機動部隊の決死の活躍により一定の効果があった放水作業が昨夜未明に終了したようです。目に見えない放射能の恐怖が隊員たちを襲いますが、それ以上に隊員たちは使命感を持ち、今回の作業に当たりました。去年、機会があり、東京足立区新田にある、こちらの施設を訪れたことがあり、ハイパーレスキューの隊員たちにもお世話になった経緯があるのでとても他人事とは思えず心配していましたが、ミッション達成という報道を見たので一安心しました。また、隊長の涙ながらの会見を見て、今回のミッションがいかに困難だったかは現場の人にしかわからないでしょう。
こちらは遠距離大量送水車、通称スーパーポンパーを使って大量の海水をくみ上げます。原発内は瓦礫の山で大型の車両も容易に近づけ無い様で、海水をくみ上げるためのホースを伸ばすのも、被爆の恐怖にさらされながらの作業になったようです。
スーパーポンパーで送られた水は屈折放水塔車により地上22メートルの高さから放水を行いました。使用済み核燃料プールへの放水直後から、放射線量がゼロに近いぐらいに下がったという事でかなりの効果が合ったと思われます。
しかしこれは一時的な応急処置でしかあらず、また、水が蒸発してしまう前に電源の復帰と継続的な冷却が望まれます。現場で作業に当たる人達には敬意を表するしかありません。
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